昨年の5月に薬草教室生愛会の清水さんと中村臣市郎先生が
神戸に来られる事をFACEBOOKで知った途端、私はいても立ってもいられなくなった。
すぐに連絡を取って何度もメールをした結果、ついに京都の我が町で薬草教室を開催するまでこぎ着けた。
それ以来、お二人とはご縁が深まり薬草に対する私の想いもさらに強くなっていった。
我が家の裏にある農地にはいろんな植物が茂っているが、子供の頃から
薬草だとの認識が無かったため、改めて畑の敷地内を調べてみると
ヨモギ、ドクダミ、スギナ、タンポポ、ビワ、アケビ、梅、柿、ネズミモチ
栗、竹、バラン、クチナシ、オオバコ、カキドオシ、チドメグサ、フキ、スベリヒユ、モミジ、サルスベリ、
セイタカアワダチソウ、ヒャクニチソウ、クワ、カラスノエンドウ、アカメガシワ、セリ、ヒメジョン、
シロツメグサ、ナズナ、ノキシノブ、他・・・
かなりの数があった。
”灯台もと暗し”と言うことわざがあるが、改めて見るとこんなにあるなんて
驚きだった。
まずは、ヨモギ、ドクダミ、スギナ、ビワ、柿の葉を春にお茶にすることから始めた。
同時に20年ほど休耕田にしていた農地を耕し始めた。
4月から月に2回ほどその休耕田を土作りから体験できる場の提供も始めた。
5月の新緑の綺麗な時期に参加者の人の感想で
「普段、偏頭痛で悩まされているけど、ここの畑にいるとそれが無いんです」
これだ!
この一言で我が家の農地のあり方、農地を受け継ぐ私の役割が明確になった。
昨年の5月ごろだったか京都市内の老舗のレストランオーナーシェフが青竹を使ったメニューをするのでと、我が家に青竹を取りに来てくれていた。
「無農薬で野菜を作っている」と言うと
「買いますのでもっと作ってください」と言われていたんだった。
今から思い起こすとお二人からの言葉は私にとって”天からの声”だった。
さらに薬草茶は薬草教室生愛会で全部販売していただけることに決まった。
自然のままに身を委ねていると背中を押され協力者が近寄ってきてくれる。
一度は農地も自宅も売って住み替えを考えたことはあったが、売らなくて良かった。
田舎に住んで無農薬で野菜を栽培する事は農地の無い人にはできない事。
無農薬で栽培することはこれからは大変重要になってくる。
多くの人がその大切さに気づく時がもうすぐやってくるんだ。
私は今年の8月1日から本格的に「自然農園KAIKA」として活動を始めた。
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