薬草栽培日記

ビワのつぼみがたくさん付きました。

11月に入ったと言うのに昼間は20度を超える日もあり、晴天が続き本当に気持ちの良い日です。
毎朝、畑の様子をチェックに行くのが日課となっています。
この時に気づくことがたくさんあります。
今日は四方をネットで囲んでいる畑でらっきょうの新芽が食べられていたのです。
よく点検してみるとネットの一部に穴が空いていました。
全体のチェックを終えてから穴の空いたネットの補修です。
昨日、新しく畝立てをした畝に獣の足跡だらけで畝が一部崩されていました。
このように、うちの畑は里山にあり畑と山が隣接しているので
獣との戦いでもあります。
5年ぐらい前に縄猟の猟師の資格を取得したことがありますが
よく考えると縄に入った獣を仕留めるためには槍で心臓を刺して殺さなければならないので、結局私は生き物を殺すことができないために
その資格の更新をせずに放棄したことがありました。

獣との戦いと言いましても何とか被害が無いようにこちら側で対策を立てることなんです。

だから食べられては困る植物の周囲をネット等で囲む事で対策をしています。
でも、大きくなった果樹などはそのままです。
子供の頃、父が持ってきてくれたビワを食べた記憶がありますが
その後、数年前まであることすら忘れていました。
一昨年はビワが鈴なりで2日後の休みの日に取ろうと楽しみにしていて
次の日には猿が来て全部食べられた事がありました。
今年はほとんど結実しなかったので、今度は猿より早くビワを収穫しようと決めています。

なぜ、ビワの実を取りたいかというと種が欲しいからです。
おかげさまで、ビワの葉を食べられる事は無いのでいつでも
葉は収穫することができます。
この写真でもよく見るとつぼみの先端にある葉はすこし黄緑色しています。
この新しい葉は常に残すようにしています。
その理由は、薬草教室生愛会の中村臣市郎先生の記事にも詳細が書かれてますが、ビワの葉にある薬効成分は2年以上の葉にしかありません。
1年未満の葉には薬効成分は含まれていないのです。

その大切なことを知らないで取り扱われているお店もあったので私は驚いたことがありました。もし、ビワの葉(枇杷茶)を買われる場合はよくチェックされた方が良いです。
また、治療のためにビワの葉をお求めになる方も多くいらっしゃいます。私はお客様のことを考えるとできるだけ新鮮な葉が良いと思うので、ビワの葉はご注文を伺ってから取りに行くことにしています。

ビワの葉が必要な方は是非お問い合わせください。

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