枯れたキュウリと生き残った強いキュウリが教えてくれたこと
今年の夏は、本当に厳しいものでした。
連日35度を超える猛暑が続き、畑にいるだけで汗が噴き出すような過酷な環境。そんな中、キュウリの栽培も試練の連続でした。
毎朝、欠かさず水やりをし、日中の高温に耐えられるように世話をしてきましたが、それでも多くのキュウリの株が次々と枯れてしまいました。
特に、自然農では化学肥料や農薬を使わないため、作物の成長はその年の気候や土壌の状態に大きく左右されます。
今年のような酷暑では、キュウリにとっては非常に厳しい環境だったのでしょう。
株が弱っていくのを目の当たりにするのは、正直なところ、かなりショックでした。
毎日一生懸命世話をしてきたからこそ、その失望感は大きいものです。
しかし、そんな中でも数本のキュウリは枯れることなく、力強く生き残ってくれました。
彼らの生命力には驚かされるばかりです。????✨どんなに厳しい環境でも、あきらめずに成長を続け、たくましく実をつけている姿を見ていると、自然の持つ力の偉大さを感じずにはいられません。
自然農で学んだ「生命の強さ」
自然農を実践していると、こうした生命の強さを日々実感することができます。
私たち人間がどれだけ環境を整えようとしても、自然が持つ本来の力には及びません。
キュウリの株が枯れていく一方で、生き残った数本は逆にこの環境に適応し、さらに強く成長しているのです。
これこそが自然農の醍醐味だと感じます。
この生き残ったキュウリのタネを採取し、来年また同じ土地で育てる予定です。
????自然農では、作物が自然環境に適応していくことを重視します。
人間がすべてを管理するのではなく、作物が自ら環境に合わせて成長していく力を信じ、その力を引き出すことが大切です。
私たちが管理することなく、キュウリがこの土地に適応していく姿を見守りながら、その力を活かすために次のシーズンに向けた準備をしていきます。
この土地に適応した強いキュウリのタネを植えることで、来年はさらに力強いキュウリが育ってくれると信じています。
自然農の魅力と挑戦
自然農では、毎年同じ土地で作物を育て続けます。
その土地の力を引き出し、作物が自然のサイクルの中で健全に育つことを目指すのです。
これは短期的には難しいと感じることもありますが、長期的な視点で見れば、大きな成果をもたらしてくれるものです。
今年、枯れてしまったキュウリたちのことを考えると、初心者の方であれば「失敗した」と感じてしまうかもしれません。
たしかに、初めて自然農に挑戦した方がこういった状況に直面したら、諦めてしまうこともあるでしょう。
しかし、私はこれこそが自然農の面白さだと考えています。
失敗と感じるような状況も、実は次の成功へのステップであり、自然と向き合う農業の本質なのです。
来年またこの土地でキュウリを育てることで、この環境に適応した作物がさらに強く、健康に育ってくれると期待しています。
自然と共に作物を育てる過程で感じる喜びは、農薬や肥料に頼らず、自然の力を信じているからこそ味わえるものです。
まとめ:自然農の楽しみと学び
自然農は、思い通りにいかないことが多いですが、その中で学ぶこと、感じることは計り知れません。
今年のキュウリたちの姿を通して、自然の厳しさとその中で生き抜く生命の強さを改めて実感しました。
そして、この生き残ったキュウリたちのタネを引き継ぎ、来年また新たな挑戦を始めることにワクワクしています。
もし、自然農に興味を持っている方がいれば、この経験をシェアしたいです。
自然農は、ただ野菜を育てるだけではなく、自然と共に生きる知恵を学び、自然のサイクルを尊重しながら、作物が育つ姿に感謝することができるのです。
これからも、この土地と共に、自然の力を信じながら、農業を続けていきます。来年もキュウリがさらなる力強さを見せてくれることを期待しつつ、引き続き見守っていきます。????
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