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自然農で育てたムクナマメ(八升マメ)の魅力と楽しみ方

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こんにちは!今回は、僕が自然農で栽培した「ムクナマメ」、通称「八升マメ」についてご紹介します。
この国産ムクナマメは、栄養豊富で健康効果が高いだけでなく、自然農で育てられた安心・安全なスーパーフードです。
栽培から収穫、そして調理方法まで、その魅力を存分にお伝えします!

第1章:ムクナマメとは?その特徴と魅力

ムクナマメは、日本では「八升マメ」とも呼ばれる伝統的なマメ科の作物です。
この名前は、1升の種を蒔くと8升もの収穫が得られるほど生育が旺盛であることから付けられています。
その生命力の強さと大きな種が特徴で、収穫後は乾燥や加工をすることでさまざまな形で利用できる万能な豆として知られています。

ムクナマメの薬効(期待できる効果)

1. L-ドーパ(ドーパミン前駆体)の供給

• ムクナマメには天然のL-ドーパが豊富に含まれています。
• L-ドーパは脳内でドーパミンに変換され、以下のような効果をもたらします:
• やる気や集中力の向上
• 運動機能の改善(特にパーキンソン病などの症状軽減に期待)
• 精神的な快楽や幸福感の増加

2. 抗酸化作用

• ムクナマメに含まれるポリフェノールなどの抗酸化物質は、以下の働きを持ちます:
• 細胞の老化を防ぎ、肌や体全体の若々しさを維持
• 酸化ストレスによるダメージの軽減
• 免疫機能のサポート

3. ストレス軽減と精神安定

• セロトニン分泌を促進する作用があり、以下の効果が期待されます:
• ストレスや不安感の軽減
• 抑うつ症状の緩和
• 睡眠の質向上

4. ホルモンバランスの調整

• ムクナマメに含まれる成分がテストステロン生成をサポート:
• 性欲や生殖機能の改善
• 男性の活力アップ
• 女性のホルモンバランスの安定化

5. 筋力増強と体力向上

• 成長ホルモンの分泌を促進することで以下の効果をもたらします:
• 筋肉量の増加と体力アップ
• 運動パフォーマンスの向上
• 疲労回復の促進

6. 血糖値の調整

• ムクナマメに含まれる成分が血糖値を安定させる作用を持っています:
• 食後の血糖値スパイクの抑制
• 糖尿病予防や改善の補助

第2章:自然農で育てたムクナマメのこだわり

僕の農園では、ムクナマメを自然農で育てています。
自然農とは、農薬や化学肥料を一切使用せず、土や自然の力を活かして作物を育てる方法です。
この栽培方法は、自然との調和を大切にし、環境にも優しいのが特徴です。

ムクナマメを栽培している畑は、もともと20年以上耕作放棄されていた土地でした。
3年目を迎える今も土壌はまだ痩せていますが、少しずつ力を取り戻しつつあります。
自生する雑草を活用して、少しずつ土を豊かに育てる作業を続けています。
こうした地道な土づくりによって、次第に土壌が元気を取り戻し、作物も力強く育つようになってきました。

ネットで栽培したムクナマメ

ムクナマメは比較的痩せた土地でも育つため、土壌改良にも大いに役立ってくれました。
しかし、自然農では害獣との共存も大きな課題です。
僕の農園でも、鹿やイノシシ、サルなどの獣害に悩まされることがたびたびありました。
そのたびに防護策を強化しながら、彼らとのバランスを模索しつつ栽培を続けています。

こうして苦労を重ねながら育てたムクナマメには、自然の力がぎゅっと詰まっています。
このムクナマメを通じて、僕は自然の偉大さと、それと共存することの大切さを改めて実感しています。
そして、この思いをこれからも多くの人に伝えていきたいと考えています。

第3章:ムクナマメの調理方法と楽しみ方

収穫したムクナマメは、さまざまな形で加工・調理が可能で、日常の食事に取り入れやすい万能な食材です。
そのままでは食べられないため、乾燥や加熱処理が必要ですが、適切に調理することで栄養をしっかり摂取できます。
ここでは、具体的な調理方法と1日の摂取量の目安について詳しく解説します。

採り立てはまだ柔らかい

1. 粉末化してドリンクに活用

ムクナマメを乾燥させて粉末状に加工することで、日常的に簡単に利用できる形になります。
粉末はそのまま飲み物に混ぜたり、料理に加えたりして使用できます。
以下は具体的な使い方です:
• ドリンクとしての活用方法
• スムージーに加える:フルーツやヨーグルトと一緒にミキサーにかけ、栄養価を高めたヘルシースムージーを作る。
• お茶として飲む:1日分の粉末(3〜6g)を温かいお湯に溶かし、自然な香ばしさを楽しむ。
• コーヒーやホットミルクに混ぜる:普段の飲み物に加えるだけで簡単に栄養補給ができます。
• 摂取量の目安
• 1日あたり 3〜6g が適量です。過剰摂取すると、L-ドーパの効果が強すぎる場合があるため、初めての方は少量から始め、体調を見ながら増減してください。

2. 煎じ茶でホッと一息

ムクナマメを細かく砕いてお湯で煎じることで、香ばしい風味を楽しめる煎じ茶が作れます。特に冬場や寒い日には体を温めてくれる飲み物として最適です。
• 作り方
1. 乾燥させたムクナマメを細かく砕きます(ミルや包丁で粗めに砕いてもOK)。
2. 砕いたムクナマメをティースプーン1〜2杯(約2〜3g)用意します。
3. 鍋やティーポットに150〜200mlのお湯を入れ、ムクナマメを煎じます。
4. 弱火で10分ほど煮出して完成。
• 飲むタイミング
• 朝や昼の活動前に摂取すると、エネルギー補給や集中力向上が期待できます。
• 夜はリラックス効果を感じやすいですが、少量に留めておくと良いでしょう(摂りすぎると眠れなくなる場合があります)。

3. 料理にプラスして栄養アップ

ムクナマメは料理の材料としても活用でき、栄養価を高めながらさまざまな風味を楽しむことができます。
ただし、調理前には十分に加熱することが必要です。
ムクナマメにはレクチンと呼ばれる有害物質が含まれるため、長時間煮込むことで安全に摂取できるようになります。
• 使用方法
• スープやカレー:乾燥させたムクナマメをスープやカレーに加え、煮込み料理の具材として使用。煮込むことで旨味が引き出され、風味豊かな料理が楽しめます。
• シチューや煮物:肉や野菜と一緒に煮込むと、料理全体の栄養価がアップします。
• おかずや惣菜:茹でたムクナマメを潰してペースト状にし、パンやクラッカーに塗るディップとしても活用できます。
• 調理のポイント
1. 使用前にムクナマメを水に数時間浸しておくことで、加熱時間を短縮できます。
2. 沸騰したお湯で最低30分以上煮込むことが必要です。レクチンを完全に取り除くために、圧力鍋を使うのも効果的です。
3.新鮮な豆は柔らかいため、10分塩ゆでにしても食べられます。
• 1日の使用量の目安
料理に使用する場合も、1日あたり 3〜6g(乾燥ムクナマメの場合)を基準とし、健康効果を得ながら摂取量を調整してください。

ムクナマメの摂取タイミング

ムクナマメは摂取するタイミングによって効果が異なります。
• 朝や昼:エネルギーを補給したいときや集中力を高めたいときに適しています。
• 夜:リラックス効果を期待して摂取する場合は少量に抑えるのがおすすめです。

日々の健康をサポートするムクナマメ

ムクナマメは、その栄養価の高さから「自然のスーパーフード」とも言える食材です。
正しい調理方法を知り、適量を守って摂取することで、日々の健康を支える強い味方となります。
粉末や煎じ茶、料理など、生活に合わせて手軽に取り入れてみてください!

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